ヘミングウェイ 短編 ベスト10
これまで、このブログで3冊のヘミングウェイ短編集に収められた作品の感想を書いてきた。ほぼすべての短編を取り上げ終えたので、ベスト10を自分なりに選出し […]
短編小説の感想を気ままに書いています。
これまで、このブログで3冊のヘミングウェイ短編集に収められた作品の感想を書いてきた。ほぼすべての短編を取り上げ終えたので、ベスト10を自分なりに選出し […]
原題はNight Bofore Battle。 ヘミングウェイはスペイン内戦の記録映画「スペインの大地」(1938年)の製作に深く関わっていた。反ファ […]
1936年の中編で、同年には「世界の首都」や「キリマンジョロの雪」も発表されている。乗りに乗っていた時期と見る人もいるが、実際はどうなのだろう?「世界 […]
原題は、An African Story。元々は長編「エデンの園」の作中作で、デイヴィッドという少年を主人公にした成長へのイニシエーションの物語だ。象 […]
和訳された「雨の中の猫」については、以前にこのブログで取り上げている。今回の記事は、原書「CAT IN THE RAIN」を読んでみての感想。 ヘミン […]
ヘミングウェイは何度も大怪我を経験している。行動派の作家に怪我つきもの、といった武勇伝として捉えられているかもしれないが、実際はどうだったのだろう。根 […]
訳者が後書きで、「最良のヘミングウェイの一端がここには息づいている」と書いているが、生前未発表ながら実に瑞々しい短編だと思う。 二十代後半に「新たに殺 […]
キャリアの初期に書かれた著者の自伝的短編で、ニック・アダムズ物語のひとつだ。スイスのスキー場で、友人ジョージと過ごす至福の時が描かれている。なんでもな […]
「海流の中の島々」は1970年にヘミングウェイの遺作として刊行された長編で、著者の死後に4人目の妻であったメアリが発見し、誤字脱字など若干の手直しをし […]
生前未発表の短編で、原題はA Train Trip。未発表と聞くと「駄作だろ」と思いがちだが、とてもクオリティが高く、何度も読み返したいと思える一篇だ […]