『あなたを選んでくれるもの』 ミランダ・ジュライ
- 2022.04.30
Googleアナリティクスでユーザー属性を確認すると、私のブログの閲覧者は若い女性が多いらしい。40〜50代のストレスまみれの男ばかりと思っていたが。 […]
海外の短編をメインに小説の感想を気ままに書いています。趣味のチェスやアメフトの記事も時々。
Googleアナリティクスでユーザー属性を確認すると、私のブログの閲覧者は若い女性が多いらしい。40〜50代のストレスまみれの男ばかりと思っていたが。 […]
原題はThis Person、直訳すれば「この人」である。自分自身のことを三人称で客観的に語るスタイルの短編に思えたので、「この人」で良かった気がする […]
余計な前置きやダラダラした描写がなく、実に小気味好い。そして、何より面白い。 「わたしはドアにキスをする」(I kiss a door)を乱暴に要約す […]
いやぁー、かなり面白い。あらためて、他の作家とはまるで違った読書体験をくれる希少な存在だと思った。 サンフランシスコ・クロニクル誌は「ミランダ・ジュラ […]
コミカルでパンキッシュで軽妙ないつものタッチで書かれているが、何度か途中で緊張が走った。ただ面白いだけでなく、カミソリのような切り込み方をする瞬間があ […]
読後すぐに、この短編を繰り返し何度も読もうと思った。読解できず疑問が残ったからではなく、単行本で僅か7ページ程度の掌編ではあるものの、そこに自分にとっ […]
儚さと強かさが同居した不思議な話だと感じた。本質的に透明感にあふれていて優しい。古典ではまず出会うことのない、というか他の作家にはない感性が詰まってい […]