アーネスト・ヘミングウェイの名言、格言、名文を紹介します。原文から忠実に翻訳し直しています。
I like to listen. I have learned a great deal from listening carefully. Most people never listen.
私は話を聞くのが好きだ。注意深く聞くことで多くを学べる。だが、ほとんどの連中は聞こうとしない。
*ジャーナリスト時代に学んだライティングに関する基本姿勢と言える気がします。
The best way to find out if you can trust somebody is to trust them.
信頼できる人間かを確かめる最良の方法は、彼らを信頼してみることだ。
The real reason for not committing suicide is because you always know how swell life gets again after the hell is over.
自殺しない本当の理由は、いつだって地獄の後に素晴らしい人生があることを知っているからだ。
Happiness in intelligent people is the rarest thing I know.
聡明な人々の中に幸福を見出すことは稀だ。
Man is not made for defeat. A man can be destroyed but not defeated.
人は敗北するように造られてはいない。殺されることを受け入れても、敗北ではない。
You can’t get away from yourself by moving from one place to another.
場所を移してみたところで、自分自身から逃げることはできない。
*世界中をダイナミックに移動してきた男の言葉だけに説得力があります。
To be a successful father there’s one absolute rule: when you have a kid, don’t look at it for the first two years.
善き父になるには、一つの不変の法則がある。子供を持ったら、はじめの2年は干渉し過ぎないことだ。
Retirement is the ugliest word in the language.
引退は、もっとも醜い言葉だ。
*ヘミングウェイ自身、生涯現役を貫きました。老いを受け入れられるか、これは晩年のヘミングウェイを考える上で重要な鍵と言えるのではないでしょうか。
Never think that war, no matter how necessary, nor how justified, is not a crime.
いかに必要であろうと、いかに正当化しようと、戦争が犯罪でなくなることはない。
Never to go on trips with anyone you do not love.
愛していない人間と旅に出てはならない。
*この言葉も説得力があります。どこへ行くかも重要ですが、誰と行くかはもっと重要なのかもしれませんね。
There is no friend as loyal as a book.
書物ほど誠実な友はいない。
But in modern war you will die like a dog for no good reason.
現代の戦争では、人は真っ当な理由もなく惨めに死ぬだろう。
*戦場取材であっけなく命を落としてしまう何人もの兵士を目の当たりにしたことで、心から消すことのできない不条理を抱いていたのでしょう。
It is better to be lucky. But I would rather be exact. Then when luck comes you are ready.
幸運であるのに越したことはない。でも慎重になった方がいい。運が向いてきた時に備えて。