文体とは何か?

「文体」とは何だろうか?

正直、わかるようでわからない言葉だ。私が理解できていないだけなのか?

辞書的に説明するなら、口語とか文語とか漢文といった様式のこと。書き手特有の表現スタイルを指す言葉でもあるという。

このスタイルというのが難解。文章には癖とかリズムがあるし、価値観や思想も滲み出る。そのあたりを含めると、どう捉えればよいのかわからなくなる。

例えば「そうです」を別の言い方に変換してみよう。

「そうだにゃあ」

「そうでござる」

「そうでちゅ」

「そうだす」

「そだネ」

「そっす」

「そうでっせ」

「んだべ」

スタイルってこういうこと?文体ってこういうこと?これらも含めた全体的な特徴のことなのかな。

とりあえず、ざっくり個性と解釈して先に進むと、個人的には骨太な文体が好みだ。いつでも的確な言葉で短く表現してほしい。

逆にペラペラ饒舌で達者な文体は苦手。ボディがない感じがして、どうしても受け付けない。

レイモンド・カーヴァーには骨太さを感じるが、少しずぼら感が強いかな。トルーマン・カポーティの文章はよく練られていて力強い。アーネスト・ヘミングウェイは高級な炭酸水みたいで好き。もうちょいユーモアの成分があってもよいかと。村上春樹は気が利くツアーガイドのよう、ちょっとサービスしすぎでしょと思ったりする。レイモンド・チャンドラーは落ち着いている時は無双。ナルシー度の低い「湖中の女」は良い。

エラソーに批判して、ファンに怒られそう。文体の話からもはみ出してるし。でも、大前提として大好きな作家であることは間違いない。

そうそう、まったく話は変わるが、Twitterのアカウントを週末に削除した。

一度もつぶやかなかった。

「久しぶりにお気に入りの味噌チャーシュー麺、まいうー」とか、そういうのちょっと無理だった。

何をつぶやいたらいいのかわからなかった。

でもまあ、削除してスッキリ。

仕事に戻るのでここでお終い。まとまりのない記事ですみません。

TOP