レフ・トルストイ 名言

今回はトルストイ(1828-1910年)の名言をいくつか紹介しようと思う。厳格で気難しいという先入観を持っている人は多い気もするが、私の中では愛嬌があり、じっとしていられないアクティブな人というイメージがある。
テニスや自転車やチェスなど趣味に熱中し、何時間も散歩をし、召使に頼らず家の掃除をし、晩年まで草刈りをしたという。
映画「終着駅 トルストイ最後の旅」では、その人柄がユーモラスに描かれている。
 
俗な話になるが、妻のソフィアは悪妻として紹介されることが多い。ソクラテスの妻のクサンティッペ、モーツァルトの妻のコンスタンツェと共に、世界三大悪妻などと呼ばれているほどだ。 トルストイの死は自分のせいだとソフィアが言ったところ、子どもたちがまったく反論しなかったというせつない逸話まで残っている。
まあ、印税を受け取らないとか著作権を手放すとか、家計を気にする妻にとっては困った旦那であったようだ。良い暮らしをしている自分を恥じ、質素に生きようと努め、結局は妻との諍いが絶えず家を出してしまうことになる。。。
 
この記事でトルストイの人生や作品について書くつもりはない。
そこまで詳しくないし、書くとなれば相当のボリュームを必要とするだろう。
 
以下は、私の好きなトルストの名言。
基本的には「働きなさい。耐えなさい」というものが多いかな。
戦いに勝つのは、必ず勝とうと心に決めた者だ。

 

人間が幸福であるために避けられない条件は、勤労である。

 

犠牲と苦悩、これらが思想家と芸術家の運命である。

 

 

あらゆる戦士の中で最も強いのがこれら2つである。時間と忍耐力。

額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。また健康な思想も頭脳に沸き得ない。

 

一旦思い立ったことは、気乗りしないとか気晴らしがしたいといった口実で延期するな。見せかけでも、すぐにとりかかれ。良い知恵は浮かぶものだ。

 



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