アメリカのホートン・ミフリン社のミステリー短篇アンソロジー『ベスト・アメリカン・ミステリ ハーレム・ノクターン』(2002年版)にマイクル・コナリーの『二塁打』は収録されている。
娑婆に出たばかりのポニーテールの男、その男を追う二人組の刑事、背後に潜むヤバい組織、マクドナルド、メジャーリーグベースボール。これでもかってくらいアメリカンなハードボイルド短編だ。
闇の組織の命令で殺人を犯そうとしてる出所したての男を、二人組のデカが監視している。男はドジャース×カージナルス戦が行われているスタジアムへ向かう。マーク・マグワイアの活躍に熱狂する観客たち。男はトイレへと歩きだす。怪しい動きを注視するデカ二人。そして予期せぬ結末が!ってな感じの話。
この手の小説に関して、解題とかそういうのはちょっと違う気がする。理屈で読むものじゃないでしょ。
話がつながるかわからないが、私は近所の公園をランニングする時によくAC/DCを聴く。歌詞の意味などまるでわかってなくて、↓この曲にしても「やるときゃ、やるべ!」くらいのテキトーな解釈でアドレナリン誘発剤(促進剤?どっちでもいいか)として大音量で流している。マイクル・コナリーの読み方も少し似た感じで、それで正解と思っている。
コナリーといえば、LA市警殺人課刑事のドラマ『BOSH(ボッシュ)』を思い浮かべる人も少なくないだろう。私もAmazonプライムで何話か観てみたが、正直あまりフィットしなかった。評判の良いシリーズで安心して楽しめるのだが、もう少しヤバさが欲しいかな。主演の俳優がビリー・ジョエルに見えてしまってハマれなかったのかも。「似てねぇだろ」というツッコミの声が聞こえるが、一回そう見えてしまうともう消去できない。ビリー・ジョエルが苦手というわけではないけれど。。。
久しぶりに記事をアップしたけど、相変わらずとりとめがないね。・・・申し訳ないです。