「謝肉祭(Carnaval)」 村上春樹

主人公がベストワンに挙げたルビンシュテインの「謝肉祭」を聴きながら、この短編を読んだ。(この演奏で合っているのかわからないけれど…)

うーん、どうだろう。引き込まれて一気に読み終えたものの、自分にはちょっと合わないかなと感じてしまった。女性の美醜やクラシック音楽など、個人的に関心の薄い題材というのもあって、正直なところ心躍るものがなかった。

物語の展開にも違和感を覚えた。主人公の男に対して同性としてまったく同化できなかった。(正直に感想を書いているだけで、別に虫の居所が悪いわけではない)

あらすじは、50代の「僕」が、今まで出会った中で最も醜い女性と音楽の話で意気投合し、二人でシューマンの「謝肉祭」の同好会を作る。コンサートに出掛けたり、互いの家で何枚ものレコードを聴いたり、しばらく関係を続けるが、急に女性からの連絡が途絶える。ある日、テレビのニュース番組で醜い彼女と超ハンサムな夫の姿を目にする。

という話だ。アフィリエイト的には、褒めまくってアマゾンに誘導したいところだが、そういう嘘ってすぐ見抜かれるので正直に書いた。結果的にはテンションの低い記事となってしまった。クオリティの問題でなく、あくまでも好みの問題なのでそこは誤解の無いように。

蒸し暑くてこれ以上書けそうもないので、おしまい!

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