中田敦彦のYouTube大学 ヘミングウェイ「老人と海」を観て

面白い!
「老人と海」をあまり私は好きではないが、想像力を働かせて読めば実は面白い小説なのかもしれない。そんな気にさせられた。
この動画では、中編小説の冗長な部分を削ぎ落とし、タイトな短編小説にしたかのように約30分間で余すところなく「老人と海」を説明し切っている。
2本目の動画の最後で、老いを拒絶するばかりで、人の優しさに目を向けない老人サンチャゴに対する違和感(失望感?)を語っているが、それも心に響くものがあった。
「老人と海」は著者が50代前半に執筆した作品で、まだ過去を振り返って憂う年齢ではない。年を重ねることを肯定的に受け入れることができていたら、晩年どういう小説を書いていたのだろう。