チェスモチベほぼ消滅、という話。

チェスモチベほぼ消滅、という話。

チェスに対するモチベーションがほぼゼロにまで下がっている。またいつか上がる日が来るかもしれないので断捨離するつもりはないが、3日に1局くらいLichessを雑に指し、「あー、全然ダメダメ」と呟いてはブラウザを閉じる。勝ってもとくに嬉しくない。負けても別に悔しくない。レートが急降下しても何の感情も湧いてこない。

理由はいくつかある。

チェスの上達にはそれなりの時間とエネルギーが必要だが、そもそもそこまでの情熱を持ち合わせていない。『クィーンズ・ギャンビット』の中で、「わかったんだ、君ほどチェスが好きじゃないって」みたいなセリフがあるのだが、すごく心に沁みた。

それと、レート2000以上の中上級者と対局して何度か勝てたことがあり、それで満足してしまったというのもある。

でも一番大きいのは、人生の時間を奪われているようで勿体無いという思いだ。

できることなら、「自分にはこれしかない、これで生きていくのだ」というものに時間とエネルギーを使いたい。それは、自分の場合はチェスではない。

デスクの脇には読みたい本が山積みにされている。YouTubeは特に見たいものがないけど、小説は次から次に読みたい作品が現れる。スポーツ観戦もしなくなった。プロスポーツが商業的になりすぎてワクワクしなくなった。

仕事と小説、それと旅ができれば充分かな。

マルチタスクは苦手なので、今の生活にチェスの入り込む余地はなさそう。他の人にとってどうでもよいことを書いているのを自覚しているが、考えを整理するために記事にしている。

Tom WaitsのTake me homeを流しながら、このダラダラした雑記を書いている。

傷つけてごめん。

お願いだから、離れて行かないで。

オレを家へ連れていって。

2分にも満たない曲で、どうしてここまでせつない気持ちにさせられるのだろう。優れた短編小説みたいだ。