「ハーレム・ノクターン」 ロバート・B・パーカー
- 2019.10.05
- ハードボイルド
ハードボイルド小説を読むとき、旧友に会っているようでほっとする。子どもの頃に夢中になった「ロビンソン・クルーソー」や「海底２万マイル」をのぞけば、私の […]
ハードボイルド
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「ハロー、レッド」 カート・ヴォネガット
- 2019.05.10
- ハードボイルド
いやぁ、素晴らしい。娯楽性を求められる雑誌向けに書かれた短編と思われるが、その枠の中でここまでできるのは凄い。ムードも私の好みにピッタリで、最高に良か […]
「赤い手帳」 横山秀夫
- 2019.05.09
- ハードボイルド
今回はガチの日本人作家である横山秀夫の「赤い手帳」を取り上げる。何が「海外 短編小説 解題」だよと言われそうだが、いろいろな文体を食したくなる気持ちを […]
「火を熾す」 ジャック・ロンドン
- 2019.01.02
- ハードボイルド
過酷なアラスカの寒さとの闘いを描いた、死が剥き出しの短編だ。指の感覚が失われていく描写などにかなりリアリティがあり、読書中に重苦しい絶望感を何度も味わ […]
「五万ドル」 アーネスト・ヘミングウェイ
- 2018.11.17
- ハードボイルド
「調子はどうだい、ジャック？」おれは訊いた。 「こんどやるウォルコットってやつ、見たことあるか？」 「ジムでならな」 「そうか」ジャックは言った。「あ […]
「ファイター」 アーネスト・ヘミングウェイ
- 2018.11.16
- ハードボイルド
「ファイター」の原題はThe Fighterではなくて、The Battlerだ。どちらも戦う人のことだが、ニュアンス的にどう違うのか。私の英語力では […]
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 ジェームズ・M・ケイン
- 2018.06.22
- ハードボイルド
ジャック・ニコルソン主演の映画を思い浮かべる方が多いと思うが、実はこの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」、アメリカ文学を代表する名作という評価を海外では得 […]
「陰の季節」 横山秀夫
- 2018.04.07
- ハードボイルド
このブログで取り上げてきた他の作品とは毛色が異なるが、今回は警察小説で知られる横山秀夫について書きたい。ミランダ・ジュライ、村上春樹の後に横山秀夫とい […]
「トラブル・イズ・マイ・ビジネス」 レイモンド・チャンドラー
- 2018.03.26
- ハードボイルド
面白かった。久しぶりにチャンドラーの小説を純粋に愉しむことができた。深めの時間に読みはじめたので、静かに物語の中へ入っていくことができ、潤いのある読書 […]
「湖中の女」「水底の女」 レイモンド・チャンドラー
- 2018.03.14
- ハードボイルド
チャンドラーの小説とは10代半ばに出会い、権威や欺瞞、姑息さを嫌悪するフィリップ・マーロウの美意識（=チャンドラーの性分）に魅せられ、のめり込んだ。ど […]