遠藤周作 名言

遠藤周作  名言

今回紹介するのは遠藤周作の名言。表現は違えど、本質的にはどの言葉も『人生は試練』と言っている気がする。遠藤作品を読むと生きる力が湧いてくるのは何故か、その答えがここにあると思う。

どうせ人生の本質は辛く、人間は孤独なぐらい百も承知している。だからそれだけ余計に明るく楽しく振舞おうという決心を、私はこの十年間に持ち続け更にその気持ちを強くしている。

魅力あるもの、キレイな花に心を惹かれるのは、誰でもできる。だけど、色あせたものを捨てないのは努力がいる。色のあせるとき、本当の愛情が生まれる。

黄昏の砂漠は歩きづらいが、振り返ると波打ちぎわに自分の足跡が、自分だけの足跡が、一つ一つ残っている。アスファルトの道は歩きやすいが、そこに足跡など残りはしない。

運命なんて、努力次第で変えられるんですよ。

一度、神とまじわった者は、神から逃げることはできぬ。

誰かを愛するということは、その人を「信じよう」とする意志にほかならない。もしくは信じる賭けをなすことにほかならない。

人生が愉快で楽しいなら、人生には愛はいりません。人生が辛く、みにくいからこそ、人生を捨てずにこれを生きようとするのが人生への愛です。だから自殺は愛の欠如だと言えます。

人生には損をすることも必要だよ。

純粋に生きるためには、よほど強くなくちゃ駄目だと思うの。時には周りの人を傷つけても、それに耐えられる神経の持ち主でなくては駄目だと思うの。

人間はみんなが美しくて強い存在だとは限らないよ。
生まれつき臆病な人もいる。
弱い性格の人もいる。
メソメソした心の持ち主もいる。
けれどもね、そんな弱い、臆病な男が自分の弱さを背負いながら一生懸命美しく生きようとするのは立派だよ。



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「秋のカテドラル」 遠藤周作