お酒の話
- 2020.06.10
- ●雑記

はじめにひとつ。2、3日前にアップした香港に関する記事をさきほど削除した。「政治ネタはご法度ですよ」と注意を受けたわけではない。見えざる闇の組織からの無言の電話がかかってきたわけでもない。大量の誹謗中傷メールが届いたわけでもない。(ていうか1通も届いていない) そもそも批判的なことを書いてもいない。
削除した理由はそういうことでなく、香港関連のニュースが日々更新されていて、新しい情報が次々に出てくる。そのたびに記事を加筆修正しなければならない。間違った古い情報のまま載せておくこともできるが、それはなんだか気持ちが悪い。すでに2回ほど修正したのだが、この先ちょっと負担になりそうなので記事を削除することにした。
時事ネタを扱うのはあまり楽しくないということにも気づいた。政治だけでなく、犯罪、芸能ゴシップなどについて考えていると消耗するし、変な疲労が残る。ネタとして割り切って書けばいいのだろうが、線引きが苦手な私は器用にそれができない。
まったく話は変わるが、このところ夏日が続いている。そのせいで、酒量が増えている。以前は、月に缶ビール1本だったのが、なんと10倍に激増。3日で缶ビール1本という大酒豪ぶりだ。
えっ、飲んでいるうちに入らないって?
まあ、そうかもしれないが、依存症の芽は早めに摘むに越したことはない。
東京大学附属病院の中川恵一准教授による「顔が赤くなるのは発がん性物質のせい…軽視されるアルコールのリスク「巣ごもり飲酒」に注意」という記事に次のようなことが書かれていた。
一般女性を対象に生活上のリスクについて調査したところ、最もリスクを感じているのは「原発」で、2位は「ピストル」、3位は「食品保存料」という結果が出た。酒は圏外の21位だった。(ピストルが2位なの!?)
しかし、実際にハイリスクなのは、「たばこ」がトップで、2位が「酒」、3位は「車の運転」であるそうだ。この記事では飲酒のリスクが軽視されていることに着目している。意外に思えるが、食品の添加物と比べて、アルコールはかなりリスクが高いそうだ。
とくに注意が必要なのは、飲酒で顔が赤くなるアジアン・フラッシュという症状で、東洋人特有のものだという。アルコールに含まれるエタノールは肝臓でアセトアルデヒドに分解されるが、このアセトアルデヒドは発がん性物質。赤い顔は、発がん性物質が体内に溜っていることを示すマーカーだという。
うーん、私は赤くなるタイプなので、飲むべきではないということか。
WHOも、少量の飲酒で顔が赤くなる体質の人は食道がんになりやすいと結論づけている。
酒に強くて赤くならない人でも、病気のリスクは高まり、飲酒が原因で50代前半で死亡するケースが目立っているという。
でも、こうしたことって学校で教えているのだろうか。何が危険か知らないと回避しようがないので、早い段階でしっかりデータをもとに伝えた方が良いのではないかと思う。
ということで、お酒は上限週1回程度で。ビールを飲みたくなったら、私はポンスパークリングを飲もうと思う。めちゃくちゃ美味しいし、ネーミングセンスもいい。
最近、小説の感想をアップしていないなぁ。
今、原文でヘミングウェイを読んでいるので、次回の記事ではその感想を書くつもり。多分、書くと思う。。。
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