Chess & Football

この1、2ヶ月、チェスに疲弊して距離を置いていた。疲弊は大袈裟だがモチベーションがゼロ付近まで下がっていた。
が、ある事をきっかけに先週からオンラインチェスを再開した。
ある事とはアメフト観戦だ。
私はNFLGOとDAZNで推しチームのゲームをライブ観戦する。他のゲームはNFL公式YouTubeのハイライトでチェックするだけ。週一の観戦に有料ストリーミングサービスを契約するのはコスパ的にどうかと思うが、他に選択肢がないので仕方ない。DAZNはサッカーや巨人戦やBリーグは充実しているが、私の趣味にはちょっと合わないかな…。
脱線しそうなので話を戻そう。
アメフトの試合はとてもタクティカルで、ワンプレー毎にコーチが選手に指示を送る。ヘッドコーチ、オフェンス&ディフェンスコーディネーターが次のプレーを瞬時に選択し、無線などでそれを選手に伝える。基本的に選手たちは事前に決められた通りに動く。その時の直感でルートを決めたり、気に入らない奴にタックルしに行ったりはしない。暗号で伝えられたプレーを実行することを常に求められる。
手堅く行くのか、リスクを承知で攻めるのか、ギャンブルを仕掛けるのか、パスなのか、ランなのか、フィールドゴールなのか。互いの戦力や残り時間や得点差を考慮しつつ、コーチは最善手を見つけてプレイコールしなければならない。判断ミスは勝敗を分ける。だから、成績が振るわないとすぐにコーチは解雇されてしまう。ネットのコメント欄はコーチへの非難で炎上する。他のスポーツと比べて戦術の持つ重要性が大きいのだ。
そんなNFLの試合を観ている時、ふと「アメフトってチェスに似ている」と感じた。「まるでチェスだ」と興奮した。
よく似ているでしょ。まあ、こういう表面的な類似性の話をしているわけではないが…
で、アメフトとチェスの共通性をちょっとググってみた。
そしたら、American Football Is Chess On A Playing Field.という言葉が出てくるではないか。
「アメフトはフィールド上のチェス」
私が最初に気づいたかのように気持ちが昂ったが、ただ無知なだけだった。お恥ずかしい。。。
しかも、この手のチェスセットもたくさん売られている。
さらに調べてみると、ダラス・カウボーイズの公式YouTubeチャンネルには、マイカ・パーソンズのChess & Footballという動画がアップされていた。
「NFLで最強のチェスプレーヤーは誰だ?」という動画も発見。
さらには、アリゾナ・カージナルスのワイドレシーバー ラリー・フィッツジェラルドはチェス・アンバサダーに就任していた。
下記は、クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー アマリ・クーパーのchess.comのページ。毎日、対局しているようだ。
https://www.chess.com/ja/member/therouterunner
といった感じで、ロッカールームでの息抜きとして、あるいはプレイ向上のヒントを得るため、チェスはNFL選手の間でそれなりに盛り上がっているらしい。(多分)
ということで、アメフトきっかけでチェス熱が再燃している。
ヘミングウェイ、サリンジャーと並んで、チェス関連の記事はよく読まれているので、またいろいろな角度からチェスを取り上げて行こうかと思う。気分が変わらなければね。。。
そうそう、この記事↓を書き直したのでジャガーズに興味のある方は是非。