チェスにはまってみたが…

タイトルの通り、3週間ほどチェスにはまってみた。はまってみた、と書いたのは、欲求に突き動かされたというより、意識的にはまってみたためだ。(なんか面倒くさい書き方)
これまでもchess.comやlichessでオンライン対局をしてきた。ろくに考えもせず、直感だけでテキトーに指していた。自慢じゃないが、いつまでも初心者の域を出られず、嫌気が差しはじめていた。
このままではいかんと一念発起し、ルイロペス、スコッチゲーム、シシリアンディフェンス、ジオコピアノ、ニムゾインディアンディフェンス、ブタペストオープニング、スカンジナビアンディフェンスといったオープニングの定跡をざっくり覚え、タクティクスのトレーニング問題にも取り組んだ。
結果として、レート(棋力を示す国際基準)は3週間で366上がった!指さない人には?だろうが、短期間でのこれだけのジャンプアップは我ながら凄いと思う。伸び代だらけだったとも言えるが。
しかし、はまりかけてきたところでいつもの症状が…
「チェスを頑張ったところ何になるのだろう?」というドヨ~ンとした重たい虚無感に襲われたのである。難しいことを考えずに楽しめばいいのさ!と自分に言い聞かせるものの、虚しさが楽しさを上回ってしまう。こうした趣味鬱状態に入った途端、レートは一気に200も急降下。気力と棋力はイコール、チェスがメンタルなゲームであることを痛感させられた。
考えてみれば、昔からこれが私の性格だ。正面に居たかと思ったら、真裏から物事を見ている。今まで夢中だったのに、急に醒めてしまう。陽と陰、明と暗のどっちつかず。このブログにしても、やたら記事を更新していると思ったら、ぱったりと途絶える。
で、ちょっと間をおいてから、またチェスを指した。じわじわとレートは上がってきている。
やれやれ、何しているのやら。。。
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