誹謗中傷コメントに思うこと

誹謗中傷コメントに思うこと

これまで時事問題は扱わずにきた。理由はシンプルで、すぐに色褪せてしまうから。巷を賑わすニュースの多くは一過性で、関心は持続しない。「俺は絶対に許さない!」「悲しく涙が止まらない」と叫んでいた連中が、一週間もするとケロッと別の話題で踊っているでしょ。そういう軽薄さは心底嫌だなと思う。(Twitterが苦手な理由でもある)

SNS上の誹謗中傷については以前からずっと気になっていたので、自分の考えを整理する意味で少し書こうと思う。閲覧数稼ぎの時事ネタと思われるかもしれないが、その手のブログではないので、短編の解題よりも閲覧数は下がるはずだ。グーグルによるサイトの評価もおそらく下がるだろう。

この数日、中傷コメントが原因と思われる有名人の自死がメディアを賑わせている。多様な見解が飛び交っているが、被害者のメンタルの弱さを指摘する声があることには驚かされた。暗闇から石を投げる行為が問題なわけで、受け手の心の強さは関係ないと思う。

暗闇に身を隠し、顔めがけて石を投げているのは、どのような連中なのだろう?

ネット上でのヘイト行為で逮捕といったニュースをたまに目にするが、犯人は意外と中年男性や主婦であったりする。若者はまだ自分のことに夢中で、人の振る舞いにそれほど執着しない気がする。(自分がそうだったから) ストレスをためている中年の方が、他人を貶める行為に没頭しやすいのかもしれない。あくまで私見ではあるが。

ヤフコメなどに大量投稿しているのは、投稿者のわずか1%という記事もどこかで読んだ。日頃、我々が目にしている冷酷な正論は、同じ奴が書きまくっているのかも。そこから世論が作られていくと思うと怖くなってくる…。

匿名で投稿をする心理は、一体どういうものなのだろう?

自らの言葉で世の悪を成敗しているつもりなのか。 そして、いつしか斬首行為がくれる快楽の虜になり、どっぷり依存してしまう。(参考「人は、なぜ他人をゆるせないのか?」) そうした正義中毒患者だけでなく、共感性の低い脳を先天的に持った反社会性パーソナリティ障害者である可能性もある。もしそうであるなら、倫理に訴えてもまったく届かないだろう。

被害者になるのは、有名人に限ったことではない。嫌がらせや嘘の拡散、リベンジポルノなど、ネットは非情な連中の格好のステージだから、いつ巻き込まれるかわからない。敵の実態が見えないと対処や防御は取りにくいので、脳科学者による解明を進めてほしいと心から願う。

反社会性パーソナリティ障害の可能性を前述したが、残酷なことを平気でできる人間に向いている職業があるそうだ。活躍できる職を得られたら、卑劣なリンチ行為に走る輩は少しは減るかもしれない。学生のうちに心理テストなどを義務化し、脳の特性に合わせた進路提案ができないものだろうか。被害者から見れば、悠長な意見かもしれないが。。。

総務省も動いているようなので、この先も注視していきたい。

今気づいたのだが、匿名の「匿」という字は、囲いの中にいる若者って書くのね。閉塞感と未熟さをよく表していると思う。